古文語彙42
第42回 げに・なべて等、漢文表現にもある語句
げに→本当に、げに、恋こそはまことの命である。
けに→異・以前よりも、よりいっそう、けに、愛を語らうようになる。
とみに→起こしたが、急には、とみには、起きない。
まだき→私の袖に、まだその時期でないのに、まだき、時雨が降ったのは。
なべて→田舎の人は、一般に、なべて、こころが穏やかである。
せめて→ひどく、無理と思えるほど、せめて、苦しいまでに太っている
とく・漢文表現では→すみやかに・速やかに
はやう・漢文表現では→すでに・既に
やうやう・漢文表現では→ようやく・漸く
しばし・漢文表現では→しばらく・暫く
やがて・漢文表現では→すなはち・即ち
なかなか・漢文表現では→かへりて・却りて
かねて・漢文表現では→あらかじめ・予め
かたみに・漢文表現では→たがひに・互いに
いと・漢文表現では→はなはだ・甚だ
いとど・漢文表現では→ますます・益々
まして・漢文表現では→いはんや・況んや
いかで・漢文表現では→ねがはくは・願はくは
おのづから→自・己・大勢の人を前にしても、一人に向かって話せば、自然と、おのづから他の人も聞く。旅行中に、偶然、おのづから、大学時代の友人と出会った。
みづから→身・一流の人は、自分自身で、みづから、自分の欠点を知っている。
みながら→そこにいる人は残らず全員、あるひと、みなながら。
さながら→然・宝ものが残らず全部、さながら、焼けてしまった。
おのがじし→己・為・各自それぞれの仕事、おのがじしのいとなみ。
ここら ・ここだ・ここだく→幾許・ガンダム像の前に、たくさんの、ここらの人が集まる。松虫が、こんなにひどく、ここら、鳴いている。
そこら→多くの年にわたって、そこらの年ごろ、たくさんの黄金を、そこらのこがねをくださる。。
そこば・そこばく→許多・たくさんの贈り物、そこばくのささげものを木の枝に付ける。
あまた→数多・女御や更衣が、たくさんお仕えしておられる、あまたさぶらひたまふ。