古文語彙41

第41回   疑問表現

 


など→どうして長い間来なかったのか、などひさしくは、みえざりつるぞ。どうしていやなものだとお思いになって良かろうか、いや良くない、などうとましきものにおぼすべき。  
なんでふ→何と言ふ・どれほどのことがありましょうか、なんでふことか、さふらふべき。どうしてもののけがとりつくことがあろうか、いやない、なんでふもののけのつくべきぞ。  
いかに→どうしてこのように言うのか、いかにかくいふぞ。  
いかがは→どのように言ったら良いだろうか、いかがはいふべき。  
いつしか→いつになったら、いつしかと、帰ってくるだろうかと待っている妻。早く梅が咲いてほしい、いつしか梅咲かなむ。  
いづら→どこと、いづらと私に尋ねる。

 


とかく→あれやこれやとしながら、とかくしつつ。  
かつ→水の泡は、一方では消え、同時に一歩ではできて、かつきえ、かつむすびて。  
はた→これもまた、いまさら言うまでもない、はたいふべきにあらず。  
しか→そうではあるが、しかはあれど。  
いま→新たにつくる都、いまつくるみやこ。近いうちに秋風が吹くだろう、いま秋風吹かむ。

 


やをら→ゆっくりと、やをら立ち上がる。  
きと→近づくと、さっと、きと、実体のない影になってしまった。  
つと→他には行かないで、そのままじっと、つと、そこにいた。  
むねと→一生のうちで、第一にこうありたいと望むこと、むねとあらまほしからむこと。  
わざと→わざわざ焚いたとも思われない香のかおり、わざとならぬにほひ。  
ふりはへて→このような気持ちで、わざわざ来た、ふりはへきたり。(ふりはふ・ことさらに物事をする)

 


さすがに→これが自分の探していた山だろうと思っているが、そうはいうもののやはり恐ろしく思われる、さすがにおそろしくおぼゆ。  
ほとほと→殆・もう少しで死ぬところだった、ほとほとしにき。  
れいの→例・いつものように集まった、れいのあつまりぬ。  
かつがつ→思っていることが、ともかく、何はともあれかなった、かつがつかなひぬ。

 

2022年02月02日