古文語彙21
第21回 こころもとなし・こころやすし・おぼつかなし・いぶかし・こころぐるし・こころうし・こころやまし・うれたし・こころづきなし
こころもとなし(心許無)→合格発表の結果が待ち遠しく、こころもとなし。
父の手術の結果が気がかりで、こころもとなし。
はっきりしない祖母の電話の声が、こころもとなし。
こころもとながる→出かける準備がもたもたと遅い母を父が、こころもとながる。
こころやすし(心安)→震災後、家族全員の無事が確認できたので心配事がなくなり、こころやすし。
おぼつかなし(覚束無)→何が出てくるかわからない、はっきりしない、鼻をつままれてもわからないほどの暗闇を歩くのは不安で、おぼつかなし。
いぶかし(訝)→会わないで長い日数がたってしまった。今どんな状態なのか。なんとかはっきりさせたい、きがかりで、いぶかし。

こころぐるし→捨てられた子犬を見つけて、ほっとけなくて思わず連れて帰ったら親から説教されて、こころぐるし。
こころうし(心憂)→知らず知らずのうちに友人から憎まれていることを知り、憂鬱で、こころうし。
こころやまし(心病)→何をしてもうまくいかず、いらいらして不愉快で、こころやまし。
うれたし(心痛)→友人から軽蔑される理由がわからず、不愉快で腹立たしく、うれたし。
こころづきなし(心付無)→遠足の日に雨が降り、気に食わない、こころづきなし。