古文語彙37

第37回  ののしる・そしる・ずす・ものがたり・ことのは・しりうごと・いらふ・いろふ・いひしろふ・いひけついなぶ・くたす・ゆる・こぼつ・けつ・かこつ・とむ・わく・かしづく・ときめかす・ときめくおよすぐ・ねぶ・めづ・おもふ

 

ののしる→休み時間、校庭で生徒たちが大騒ぎする、ののしる。世間の評判が高い、ののしる大谷選手。

 

そしる→誹・謗・他人の話などして、けなしている、言ひそしりたり。

 

ずす・ずんず・じゅす→誦・サ変・酒を飲み、詩歌を声を出して吟じる、詩ずす。

 

 

ものがたり→女房たちが雑談、世間話などして、ものがたりなどして、集まり控え申し上げている。

 

ことのは→和歌は人の心を種として、いろいろな言葉と、よろづのことのはと、なったものである。

 

しりうごと→後言・どうして陰口など申し上げましょうか、しりうごとなど聞こえむ。

 

いらふ→答・もう一回呼ばれてから、返事をしよう、いらへむ。
いらへ→返事もしない、いらへもせず。

 

いろふ→綺・入追・関わり合う、口出しするはずでない人、いろふべきにはあらぬ人。

 

 

 

 

いひしろふ→ひどく疲れたと、互いに言い合う、いひしろふ。

しろふ→為入れ追ふ・しいれおふ・認め許したことをどうしてなのかと追求する

 

 

 

 

いひけつ→言消・自分はおやつを食べていないと、否定した、いひけちたり。

 

 

 

 

 

いなぶ→否・結婚しろと言われることを、ひたすらお断り申し上げる、ひたぶるにいなび申す。

 

くたす→腐・花や実を腐らせる長雨、花をくたす長雨。

 

 

 

ゆる→許・少女なのに、刀を持つことを、許されてしまった、ゆりにけり。

 

 

 

 

こほつ・こぼつ→四段・毀・犬が砂山を、壊してしまいました、こほちはべりにけり。


こほる→下二段・台風で屋根がこほれぬ。

 

けつ→消・燃える火を雪で消す、燃ゆる火を雪でけつ。

 

かこつ→託・酔いにかこつけて、ゑいにかこちて、苦しそうなふりをする。

実現しなかった恋人との約束に恨み言を言う、あだなるちぎりをかこつ。

 

とむ→求・下二段・私の家を、たずねてきてほしい、とめこかし。(こ・来)

 

 

 

 

 

 

わく→分・下二段・日本は昔三十三カ国であったのを、そう遠くない昔六十六カ国に分けられたそうである、なかごろ六十六カ国にわけられたるなり。

 

かしづく→頭付・大切に育てている、かしづく娘が三人います。

 

 

ときめかす→天皇が寵愛しなさることが、ときめかしたまふことが、このうえないほどだ。

ときめく→それほど高貴な身分ではない人で、特別に寵愛を受けていらっしゃる方があった、すぐれてときめきたまふありけり。

 

 

 

およすぐ・およずく・およすく→うつくしく、成長していらっしゃる、きよらにおよすけたまへり。


ねぶ→上二段・実際の年齢よりもはるかに、成長しおとなびていらっしゃる、ねびさせたまふ。

 

 

 

 

めづ→愛・下二段・音楽を、愛する娘、めづる めのこご。



おもふ→私の愛する人、わがおもふひと。


 

2022年02月02日