古文語彙18
第18回 むげなり・らうぜきなり・せちなり・をこなり・あだなり・よこしまなり・ふびんなり
むげなり→これ以下の者がないほど、教養がなく身分も低く、能力のない、むげなる人々であっても、不要であるとは言えない。

らうぜきなり→風がひどく吹いて紅葉をすべて吹き散らし、落ち葉が乱雑に入り乱れ、らうぜきなる様子である。
せちなり→ひたむきな一途な思いが裏切られて、痛切な悲しみで嘆きが、せちなる時も声を上げて泣かない女性。
をこなり→愚かで非常識な人の馬鹿げた話を信用するのは、をこなることだ。
をこがまし→平社員にすぎない男が会社の経営に口出しするのは、をこがまし。
あだなり→いい加減で誠意のない、あだなる男とは結婚すべきではない。
よこしまなり→いかに不運であっても、邪悪な気持ちで正しくないことを計画するなどという、よこしまなることは考えてはならない。
ふびんなり→難民キャンプで苦しむ、かわいそうな、ふびんなる人々を、助けてあげる手段がないことは、不都合で具合の悪い、ふびんなることである。