古文語彙17
第17回 さらなり・すずろなり・あからさまなり・かりそめなり
さらなり→彼女の美しさは、もちろん言うまでもないことであり、今さら、もう一度言うとしたら、さらなり。
秋の夜の月の素晴らしさは、もちろんだ、さらなり。
すずろなり・そぞろなり→酒に弱い友人にむやみに、すずろに飲ませたところ、わけもなく、すずろに泣き出した。思いがけず、すずろなる目に会わせてしまった。
あからさまなり→一時的なつもりで、ほんのちょっと、あからさまに赤ん坊を抱いてあやしているうちに、その子が寝入ってしまった。暴力シーンの多い映画は、かりそめにも、あからさまにも見ない方が良い。
かりそめなり→どんな場合でもいいかげんに軽々しく、かりそめなる愛の告白をしてはならない。
道路上で、一時的に、かりそめに息を吹き返した。