古文語彙32
第32回 ゐる・ぐす・かづく・かる・あかる・ながむ
ゐる→居・すわっても、ゐても、立ってもいられない。
ゐる→率・生徒を遠足に、連れて行く、ゐる
ぐす→具・買い物に子供を、連れて行く、ぐす。
かづく→被・四段・バスタオルをかぶる、かづく。
太郎は褒美として衣服をいただき左肩に掛け、太郎、ものかづき、次郎は禄をいただく、次郎、禄たまはる。
主君が装束を褒美として与えようとする、装束かづけむとす。
かづけもの→労働の対価や褒美として与える、質の良い衣類。
かづける貴族の権威、信用が価値を決め、まとっていた者の霊がこもるとも言われ、その霊性を家来が授かる儀式でもあった。
他のものに交換可能な現物貨幣としての役目があり、布にばらせば、軽くて折りたため取り扱いにも便利であった。
かづく→被・下二段・子供にかぶせる帽子、子にかづくる帽子。
かづく→潜・四段・海にもぐる潜水艦、海にかづく潜水艦。
かる→枯・下二段・枯れている花、かれたる花
かる→離・下二段・長年住み慣れた家を離れてしまう、年ごろの家をかれぬ。
会えずに、疎遠になってしまった人、かれぬる人。
あかる→離・別・下二段・人と別れて帰ってきた、人とあかれて帰りぬ。
あかる→明・赤・四段・赤みを帯びた橘の花、あかる橘の花。
山の稜線に接するあたりが明るくなる、やまぎはあかる。
ながむ→眺・下二段・窓から遠くを見やる、ながむ。
心配事があるので一人で物思いにふけっている、一人ながめたり。
ながむ→詠・下二段・声を長く伸ばして詩歌を吟じる・低い声で吟じる、ながむ。