古文語彙46
ア段→「あかさたなはまやらわ」ウ段→「うくすつぬふむゆるう」
ア行→「あいうえお」ハ行→はひふへほ」
活用→文章の意味が通るように、語の形がかわること。行くプラスず→いくず→いか・ず。活用する語は、動詞、形容詞、形容動詞、助動詞の四つ。詞とは→動詞→動作をあらわす言葉(詞)
どれくらい活用するのか(形が変わるのか)→六つの形があります。
①まだ事実が起こっていない形(未だ然らず)
②後に続く動詞や形容詞に連なる形(連なる用言)
③終わって止まる形(終止形)
④ものに連なる形(連なる体言・名詞)
⑤すでに事実が起こっている形(已に然る形)
⑥命令するときの形。
然→しかり→そのようである。
未然形・連用形・終止形・連体形・已然形・命令形→これは、この順番で覚える。
次も覚える。
未然形は「ず・ざ・で・じ・む・ナイ」につく形。「ば」にもつく。
連用形は「て・テン・き・けり・つ・ぬ・たり・マス」
終止形は「と・マル・べし」
連体形は「を・に・の・は・が・名詞」
已然形は「ども・ば」
命令形は、命令。
咲くの未然形→さくプラスず→さかず(さか→これが未然形・ずは形を見るために付けただけ)花咲かず→花が咲くという事実はまだ起こっていないから未然形と呼ぶ。
四段活用→カ行四段活用・咲く
未然形→さか
連用形→花が咲いて散る→咲き散る→散るは動詞。動詞、形容詞、形容動詞を用言と言う。下にある用言に連なる形だから、連用形→さき
終止形→花咲く。→さく
連体形→咲く花→花はものの名前を表す名詞、名詞は体言とも言う。体言に連なる形、連体形→さく
已然形→咲くのは咲いたが、すぐに散ってしまった→咲けども散る→すでに咲くという事実は起こっているので已然形→さけ
命令形→花咲け。→さけ
順番に並べてみる→「さか・さき・さく・さく・さけ・さけ」となる。「さ」は同じ。二番目の文字だけ並べてみると「か・き・く・く・け・け」となる。
カ行「かきくけこ」のア段の文字→か・イ段の文字は「き」ウ段の文字は「く」エ段の文字は「け」→「ア段・イ段・ウ段・エ段」の合計四段にわたって形が変わっている。→カ行において四段にわたって活用する動詞となる。
係り結び(中学で学習した方)という次の現象もご存じかな。
花なむ咲く(この場合、咲くは連体形)花こそ咲け(この咲けは已然形)
さらに「り」をつけると、花咲けり(この場合、已然形・り・完了存続の助動詞)
まだ、わからない→それでいい、わかるまで頑張ってみるかね。いやなら無視すればいい。知らないよって。
上一段活用
見る→桜を見ず(み)桜を見て(み)桜を見る(みる)桜を見る時(みる)桜を見れども(みれ)桜を見よ(みよ)→み・み・みる・みる・みれ・みよ
ゐる(居・率)→先生が生徒を率ず(ゐ)生徒を率て(ゐ)生徒を率る(ゐる)生徒を率る時・生徒を率れども(ゐれ)・生徒を率よ(ゐよ)→ゐ・ゐ・ゐる・ゐる・ゐれ・ゐよ
同じように二番目の文字だけ並べると、□□るるれよ・これではわからない。み・み・みる・みる・みれ・みよ、これなら、わかりやすい。マ行で考えるとイ段だけ、一段だけ使っている。そこでマ行一段活用となるのだが、どの段を使うのかをはっきりさせるためか、ウ段を中心にして、どの段を使っているのかを示している。実はイ段とウ段の二段を使う動詞もある。そこでウ段の上の一段だけを使うと言うことで、上一段と名付けられている。マ行上一段活用と呼ぶ。
同じくウ段の下の一段だけ使うものを下一段活用、イ段とウ段の両方使うものを上二段、ウ段とエ段を使うものを上二段と呼ぶ。
下一段活用
蹴る→球を蹴ず(け)球を蹴て(け)球を蹴る(ける)球を蹴る時(ける)球を蹴れども(けれ)球を蹴よ(けよ)・命令形に注意してください。現代では「蹴れ」ですよね。→け・け・ける・ける・けれ・けよ(エ段のみ使用しています)
文法学者、権威と呼ばれる方が四名おられます。山田文法、松下文法、橋本文法・時枝文法と呼ばれています。学校文法は福井出身の橋本進吉博士の考えが主として採用されているようです。四名とも少しずつ考え方が違うわけで、ということはあまり文法は絶対だと考えなくても良いということかもしれません。