古文語彙29
第29回 まゐる・たてまつる・はべり・さぶらふ
まゐる→主君が酒などをめしあがる、主君、酒などまゐる(尊敬)
たてまつる→主君が酒をめしあがる、主君、酒たてまつる(尊敬)。
家来が主君に酒を差し上げる、酒たてまつる(謙譲)
家来が主君にさしあげる、金まゐる(謙譲)。
主君が加持祈祷をしてもらいなさる、主君、加持祈祷まゐる(尊敬)。
僧が主君に加持祈祷などしてさしあげる、加持祈祷などまゐる(謙譲)。
格子をあげさげしてさしあげる、御格子まゐる(謙譲)。

明かりをつけてさしあげる、大殿油まゐる。
先払いをして差し上げる、みさきまゐる(御先)。
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主君が着物をお召しになる、主君、着物たてまつる。
家来が主君に着物をお着せ申し上げる、着物たてまつる。
主君が車にお乗りになる、主君、車にたてまつる。
家来が主君を車にお乗せ申し上げる、車たてまつる。
はべり→夏には暇がございます、暇はべり。
横浜におります友人、横浜に、はべる友人。
雪は白くございます、白うはべり。
山は静かでございます、静かにはべり。
私の弟でございます、弟にはべり。
山に登ります、登りはべり。
みな知っております、知りてはべり。
街には店がたくさんあります、多くさぶらふ。
珍しいものがございます、めずらしきものさぶらふ。
弟は、幼くございます、おさなうさぶらふ。
珍しいことでございます、めずらしきことにさぶらふ。
つらい目を見ております、つらきめを見さぶらふ。